

この記事の内容は、以下のような人を対象にしています。
・「私立学校事務員って食生活が偏りがち」という悩みや不安を感じている人。
はじめに:”正しい食事術”で健康的な私立学校事務員を目指そう!

昔と同じような食生活をしているのに、最近どうも体重が増えてきているなぁ。

今のところ健康診断で大きな問題は見つかってないけど、年齢的に食生活を見直した方がいいのかしら。
こんな悩みや不安が頭によぎったこと、ありませんか?
私立学校で20年以上働いていると、ふとしたときに「食生活の偏り」が気になることがあります。

運動不足も気になるときがあるんですが、それはまた別の記事でお話ししますね。
学校に食堂が整備されていると、必然的にそこを利用する機会が増えるわけですが、メニューがどうも若者向け。
ガッツリしたものが多いため、私のようなおじさんはうどんやそばなど選びがちになってしまいます。
一方で、食堂が整備されていないケースでは、通勤途中のコンビニで購入するパターンが多くなったりします。
昨今の物価高の影響もあり、コンビニの商品はどれも値上がり傾向。
懐事情を考えると、どうしても値段が安いものを選んでしまい、気づけば毎日同じようなものを口にしているという事務員や教員を、私の周りでもよく見かけます。

「月曜、しょうゆ」「火曜、みそ」みたいに、カップ麺の味を変えながらローテーションを回している人がいたりしますね。
しかし、当然のことながら私たち私立学校事務員も体が資本。
こんな食生活では、短期的には問題なくとも、いずれは健康に何かしらの影響を与えることは必至です。

そんなこと、言われなくてもわかっているよ。
そう、皆さん意識はしているのです。
ただ、健康的な食習慣のことが気になりつつも、世の中にあふれる情報があまりに多く、結局どうしたらいいのかわからず、現状のまま放置してしまっている。
そういう人は少なくないのではないでしょうか。
では、どうすればそのような状況を改善できるのか。
そのためには、専門家から正しい栄養学の知識を学び、その情報の中で、「とりあえず、これ!」というものに絞って試しに実践してみることが、有益だと考えられます。
小さなことでもまず行動してみることが、悩みを解消する第一歩になるはずです。
そこでこの記事では、栄養学のエキスパートが書いた書籍の内容から、私立学校事務員歴20年以上の私が「これは知っておくべき」と思ったものを、ピックアップして紹介したいと思います。
食事に関して理解しておきたい基本的なことから、具体的な食事術まで取り上げています。
ここで紹介する知識やノウハウに基づき行動することで、気持ちが前向きになり、それが健康を意識した行動を増やすことにつながると思います。
そうした生活習慣改善のきっかけにしていただければ幸いです。
書籍の紹介
書籍名:医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術
著者名:田中 越郎
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2026年4月7日
ここが大前提|食生活で意識しておきたいこと3選
具体的な食事術について解説する前に、理解しておいていただきたいことが3点ありますので先にそれらを紹介します。
その3つとは以下のとおりです。
- 動脈硬化防止が最大の目標
- ”安全な量”を意識
- 1週間単位で栄養管理
1つずつ見ていきましょう。
ポイント①動脈硬化防止が最大の目標
1つ目のポイントは「動脈硬化防止が最大の目標」です。
書籍の解説を見てみましょう。
食事で気をつけるべき最大の目標は動脈硬化を防ぐことです。糖尿病も高血圧も肥満も、そして運動不足も、これらすべてはそのうち動脈硬化をおこすからよくないのです。
「医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術」より引用
動脈硬化が避けられれば、脳卒中や心筋梗塞へのリスクがかなり低減され、人生の後半も健康なまま元気に過ごせる確率が高くなります。 P244
これも書籍の中で述べられていますが、一旦硬化した動脈は元のように軟らかくならないとのこと。
だから、これを避けることが最大の目標だと書籍では伝えているわけです。

動脈硬化から心筋梗塞へつながった同僚がいましたね。後遺症で歩行と字を書くことに影響が出ていました。
その同僚の話を聞くと、やはり高カロリー、高塩分といった食生活の乱れがあったとのこと。
多忙によるストレスがあったからガッツリ食べたかったのかなぁ、と当時を振り返っていました。
厚生労働省のホームページにも、加齢・喫煙・脂質異常症・高血圧・飲酒・糖尿病などによって動脈硬化が発症しやすくなると掲載されていますので、このことは食事をするうえで意識しておきたいところです。
動脈硬化
(厚生労働省ホームページへのリンク)
注意しておきましょう。
ポイント②安全な量を意識
2つ目は「安全な量を意識」です。
これもまずは書籍の解説の確認から始めましょう。
まず知っていただきたいのは、世の中のどんな食べものも「安全」ではないという事実です。
「医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術」より引用
この世には「安全な物質」というものは存在しません。ただ、「安全な量」があるだけです。どのような栄養成分にも、不足による害と過剰による害があります。 P22
私立学校事務員は不健康。
若い事務員を中心に、そんな印象を持っている人が多いように感じています。

座りっぱなしで、暗いというイメージあるからですかね。
だからなのか、若い事務員の中で積極的にスポーツジムに通っている人は少なくありません。
もちろんそれ自体は悪いことではないと思いますが、問題は食事面。
プロテインを食事代わりに何杯も飲んでいるのです。
それは良くないのでは?と伝えるのですが、アミノ酸やたんぱく質だから摂りすぎても大丈夫とのこと。
本人が満足しているからいいかと、それ以上何も言いませんでしたが、この書籍を読んで「やっぱり『安全な量』が大事なんだな」と感じました。
私の前の職場の一部の事務員だけの話かもしれませんが、周りの人や自分が同様の状況に陥っていないかをチェックしてみてはいかがでしょうか。
ポイント③1週間単位で栄養管理
最後は「1週間単位で栄養管理」です。
書籍の解説は以下のとおりです。
実は、持病がなければ、毎日厳密に基準を守る必要はありません。
「医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術」より引用
栄養は1日単位ではなく、1週間単位で考えれば大丈夫です。
1週間をハレの日とケの日に分けて考えましょう。
ハレの日に食べ過ぎたら、ケの日は食べる量を減らし、1週間でつじつまをあわせてください。
すべての栄養成分に関して、摂りすぎた日があれば、翌日は節制し、不足した日があれば、翌日は意識して食べて、1週間単位でつじつまがあえば、それで十分です。 P26
これも私の経験上の話ですが、私立学校事務員の食事は乱れることが多いです。
急な保護者・生徒対応などで昼食時間が十分に取れなかったり、決算などの繁忙期は晩御飯の時間が遅くなったりすることは、私立学校事務員なら一度は経験していると思います。

気づいたら15時過ぎ、なんてこと何度もありますね。
そんなとき、とにかくさっと食べられるものとして、うどんやそばなどの麺類や丼ものを選んでしまいがち。
これが週に一度くらいならいいのですが、続いてくると「最近、ちゃんと食べてないな」という思いが頭によぎります。
そんな暗い気持ちを払拭してくれるのがこの考え方。
1週間単位でつじつまが合うように食事をコントロールすればよいわけです。
自分の食生活に不安を感じている人は、このことを頭の片隅の置いておきましょう。 心が少しラクになるはずです。
食生活改善の第一歩!今日からでもできる食事術3選
さて、ここからは具体的な食事術について解説していきます。
私立学校事務員にとって利用頻度の多い「学校の食堂利用」と「コンビニ利用」の際に役立ちそうな食事術をピックアップしました。

利用頻度が多いと思っているのは、あくまで私の主観ですが。
具体的には以下の3つになります。
- 悪い”糖”を回避
- ランチメニューの選び方
- コンビニ食品の選び方
自分自身のことを振り返ったり、周りの事務員のことを思い出したりしながらチェックしてみましょう。
食事術①:悪い”糖”を回避
まず1つ目は「悪い”糖”を回避」です。
「食習慣で意識しておきたいこと」でお伝えしましたが、食事において動脈硬化を避けるようにすることが大切です。
その動脈硬化を引き起こす要因の1つとして挙げられているのが「肥満」
そして「肥満」を避けるために気をつけたいのが「悪い”糖”」を摂取しないことになります。
そんな「悪い”糖”」について書籍では以下のように解説しています。
まとめますと、①果糖が最悪、②ショ糖(普通の砂糖)も果糖を含んでいるので悪い、そして③食品としては果糖を含んだ甘い飲料が最悪、という3点だけ理解してくだされば大丈夫です。 P53
「医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術」より引用
特に①と③が要注意です。
事務員の机の上を見ると、結構な割合で甘い飲料のペットボトルなどが置いてあるのを見かけます。
特に若い事務員がよく手にしているのが、エナジードリンク。
繁忙期になると、朝イチにエナジードリンクを飲んで気合を入れる姿をよく見かけるようになります。

学生もよくエナジードリンクを片手にキャンパス内を歩いていますね。
さらに私立学校事務員の日々の業務にも、甘い飲料を欲してしまう要因が潜んでいます。
細かい字の資料をチェックしたり、長時間パソコン作業をしたりしていると、頭が疲れてきます。
そうなると、甘いものが欲しくなるわけです。
そこで手軽に手に入るのが「甘い飲料」
つい手を伸ばし、飲んでしまいがちです。
しかし、以前の記事で取り上げましたが、脳の疲れは糖質では癒されません。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
脳を甘やかしてしまううえに、肥満にもつながる。
甘い飲料は”百害あって一利なし”と言っても過言ではないように私は感じています。
皆さんも、別の飲み物を選ぶようにしましょう。
食事術②:ランチメニューの選び方
2つ目は「ランチメニューの選び方」です。
まずは書籍の解説を見てみましょう。
ランチでは、単に空腹感を満たすだけではなく、「午後の健康的な活力を得るためにはどうすればいいか」を考えてメニューを選ぶようにしましょう。
「医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術」より引用
ランチ選びのポイントは、カロリーオーバーと塩分オーバー、さらに野菜不足のメニューを避けることです。
具体的に避けるべき3つは、
①揚げもの(フライドチキン、フライドポテト、天ぷらなど)
②菓子パンや甘いお菓子
③カップ麺、インスタントラーメン
です。 P75
私立学校、そのなかでも私立大学に勤める事務員でランチに頭を悩ませる人は少なくないと思います。
食堂を利用しようにも、学生と休み時間がかぶったら食べるのにも一苦労。
列に並んでいる間に昼休みは刻々と過ぎていき、座る場所を確保するのもままならないという状況を味わった事務員もいるのではないでしょうか。

特に4月の混雑はひどいもんですね。
そんなとき選んでしまいがちなのが②や③。
自席でこれらの食品を食べる事務員、私の周りでも多数見かけます。
もちろんこれらも「動脈硬化予防」の観点からよくありません。
そこで次は、こうした状況を避けるための具体的なコンビニ食品の選び方を紹介したいと思います。
食事術③:コンビニ食品の選び方
それでは早速、どのような食品を選べばよいかについて、書籍の解説を確認してみましょう。
コンビニの食品において、「最強の食事」を選ぶためのポイントは2つです。
「医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術」より引用
1つは食品学的な面から、味付けがなるべく薄いものを選ぶこと。
(中略)
もう1つのポイントは、栄養学的な面から、たんぱく質と食物繊維が多く、カロリー(脂肪と炭水化物、特に脂肪)と塩分が少ない食品を選ぶことです。 P134
さらに具体的に以下のようなグループ分けをして、それらを組み合わせることをすすめています。
A群:たんぱく質が豊富でカロリーと塩分が少ないもの(サラダチキン、ゆで卵、ヨーグルト)
「医者が教える 栄養学的に正しい最高の食事術」より引用
B群:食物繊維が豊富でカロリーと塩分が少ないもの(サラダ、野菜スティック)
C群:大豆製品(豆腐、納豆)
D群:おにぎりやパン(玄米や雑穀、黒っぽいパン、具は気にしない)
E群:飲料(甘くないもの) P134
「食習慣で意識しておきたいこと」でも触れましたが、1週間単位で栄養管理すればよいので、1週間でバランスがとれるように、A~Eの組み合わせを考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
「とりあえず取り組むべき食事術」についておさらいしましょう。
- 悪い”糖”を回避→甘い飲料を避けて肥満から動脈硬化につながらないようにする
- ランチメニューの選び方→揚げ物、菓子パン、カップ麺は避ける
- コンビニ食品の選び方→薄い味付け、たんぱく質と食物繊維が多いものを選択する
20年以上、私立学校事務員として働いていますが、健康にいい仕事環境とは言えないというのが正直なところです。
運動面や食事面で様々な問題が潜んでいます。
この記事ではそんな問題点の解決のヒントを紹介してきました。
ぜひ日々の食生活で取り入れられそうなものがあれば、実践してみてください。
皆さんの健康寿命が延びることの一助になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

