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実務45:【安定成長】私立学校事務員向け「ゆるストイック」な生き方を目指す行動3選【書籍紹介】

学校事務員のお仕事(実務編)
jimmy
jimmy

この記事は以下のような人を対象としています。
・「このままの働き方やプライベートの過ごし方でいいのか?」という思いに頭を悩ませている人

なんて、私立学校事務員向けの言葉なんだろう

これが、今回紹介する書籍に書いてあった言葉を見たときに頭に浮かんだことです。

この書籍、よく売れているようで書店の棚にたくさん並んでいるのを見かけました。
その様子を見て、「何が書いているのだろう」と興味を抱き、軽く立ち読みをしたのです。

パラパラとページをめくる中で、ある一節に目が留まります。
それがこちら。

  • ゴールを急ぐのではなく、続けることそのものを楽しむ
    このスタイルこそ、長いスパンで安定した成長と充実を実現する「ゆるストイック」の魅力です。 P35
「ゆるストイック ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考」より引用

そして、頭に浮かんだのが冒頭に書いた言葉です。

私立学校も、永続的に安定して発展し続ける存在であり、そこに勤める事務員たちもそれを支えるために同じように成長し続ける必要があると考えているからです。

こうした考えから、

「この『ゆるストイック』という生き方に基づいて行動することで、私立学校事務員として長く安定的に成長し、充実した人生を送ることができるのではないか

と思い、書籍を購入して読んでみたわけです。

そこでこの記事では、実際に書籍を読んでみて「『ゆるストイック』のこの考え方が、安定的な成長と充実した人生に役立つ」と感じたところを3つ紹介したいと思います

その3つとは以下のとおりです。

  • 「独自性の発揮」がストイックさを集中させるポイント
  • 「80%ルール」で成果を加速
  • 「試行回数」アップで成功体験をゲット

たびたび述べていることですが、私立学校事務員の仕事は変化が少なく、ルーティン的な業務が多い

そうした環境に慣れてしまうと、「成長」という面を後回しにしてしまいがちになり、「本当にこのままでいいのか」という焦りに悩まされるというのが私の実感です。

そうした悩みから抜け出し、自分の人生に今よりもっと充実感を与えることに役立てていただければと思い、この記事を書きましたのでご参考にしていただければと思います。

書籍の紹介

書籍名:ゆるストイック ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考

著者名:佐藤 航陽

出版社:ダイヤモンド社

発売日:2025年2月17日

【大前提】そもそも「ゆるストイック」とは

まずは、「ゆるストイック」という言葉の定義を共有したいと思います。
書籍では以下のように解説しています。

  • 「ゆるストイック」では、まず自分にとっての「やるべきこと」を明確にし、そこに集中します
    しかし、自己規律を守りつつも、そのスタイルを周囲に強制することはしません。この「ゆるさ」がポイントです。 P34
「ゆるストイック ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考」より引用

つまりは、

  • ストイック:自分がやるべきこと
  • ゆる:他人や自分がやるべきこと以外のこと

という意味になると考えられます。

書籍の中では、「意識高い系」でもなく「意識低い系」でもない生き方というニュアンスの表現がされていますが、まさにそんなイメージではないでしょうか。

jimmy
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「意識高い系」の生き方だと息切れしそうですし、「意識低い系」だと将来に不安を感じそうです。
どちらも、バランスよく取り入れているところがいいと思います。

私も含めて、私立学校事務員になる人の多くは、この「ゆるストイック」の傾向を持っているように感じています。

いい意味でも悪い意味でも、周りを意識せずに淡々と自分の業務をこなしていく。
そういう人が多いという印象です。

ただ、それでは「ストイック」の部分がおろそかになってしまいます。

これからの「人生100年時代」の生き方を考えれば、「ストイック」の部分を意識して、私立学校事務員としての仕事に取り組む必要があるというのが私の思いです。

以降、この「ストイック」の部分をどう取り組んでいけばよいかについて紹介していきます。

【①得意×好き】「独自性の発揮」がストイックさを集中させるポイント

書籍の言葉を引用します。

  • ここで重要なのは、「独自性」を発揮することにストイックに集中し、それ以外はすでに世の中に存在している「基盤」をゆるくフル活用する姿勢です。 P119
「ゆるストイック ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考」より引用

前述の定義を踏まえると、

  • ストイック:独自性の発揮
  • ゆる:モノやサービスの活用

となると考えられます。

jimmy
jimmy

「ヒト」に対しては自分の価値観を押し付けず、ゆるく付き合う。
「モノ・サービス」に対しては「これじゃなきゃだめだ」ではなく、「活用できそうであれば使ってみる」という感じで接するというイメージでしょうか。

この「独自性の発揮
これを私立学校事務員の仕事でどう取り組んでいくか。
非常に難しいところだと思います。

というのも、前述のとおり私立学校事務員の仕事の多くはルーティン業務。
なかなか独自性を発揮するタイミングがないというのが実感です。

そこで活用したいのが「組み合わせる」という考え方
書籍でも「組み合わせる」ことにより「ちょうどいいサイズのニッチ」を見つけることをすすめています。

さらに、このニッチを探すときにおすすめしたいのが、「自分オリジナルの資格を作ってみること」です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

自分が得意とすることや好きなことを勝手に資格にしてみるわけです。

そして、その資格に関する知識や経験をストイックに積み上げていく。

こうすることで、「学校法人会計検定2級×私学共済保険アドバイザー」のような領域を見つけることができると思います。

ありそうでない、面白い資格の組み合わせを作ってみてはいかがでしょうか。

【②コスパを重視】「80%ルール」で成果を加速

書籍の言葉を引用します。

  • 「ゆるストイック」を実践するためには、完璧主義を手放すことが求められます。    感覚的にいうと、80%の完成度で満足する「80%ルール」を取り入れることがカギです。 P182
「ゆるストイック ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考」より引用

先述のとおり、「独自性」のためには「組み合わせる」がポイント。

そうなると組み合わせるための「専門分野」が必要になるわけですが、これを見つけるために「80%ルール」で取り組むことが有用であると理解していただければと思います。

なぜ有用であるかについて、書籍では以下のように解説しています。

  • 80%を超えて100%の完成度を目指すと、学びのコストが非常に高くなるのに、得られる成果が少なくなるため、燃え尽きやすくなります。 P184
「ゆるストイック ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考」より引用

例えば私がメインで担当している経理・会計業務の分野の場合、100%の完成度を目指すと税金や会計ルールの細かな内容まで勉強する必要が出てきます。

jimmy
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私の経験上、こうした知識を実務で使うケースは滅多にないので、この書籍で言われている「コストと成果が見合わない」という部分には共感しますね。

逆に、感覚的に60%くらいの完成度までは、割と努力に見合った成果が実感できるように感じています。

さらに、他の人よりも一歩先に出て「独自性」を出すために80%を目指すというのは、私が実際に学校法人会計を学んできた経験と照らし合わせても、納得のいく数値です。

ただ、実際に取り組むに当たって「どのくらいが80%かわからない」という人も多いと思います。

参考ですが、私は資格試験の勉強をする際に、参考書の目次を見て「やらない範囲」を決めます。
ネットなどで情報を集めて、「この部分は勉強しなくていいか」というところを決めるのです。

同じように、独自性を発揮したい分野について入門書などを購入し、情報を集めて「やらない範囲」を決めてみる
それが全体の2割程度になるように設定して、あとは残りの8割の範囲について人に説明できるくらいになるまで取り組んでみてはいかがでしょうか。

【③楽しく続ける】「試行回数」アップで成功体験をゲット

書籍の言葉を引用します。

  • 成功には「試行回数」が重要であり、「試行し続ける力」を養うことが「運のいい人」になるためのカギだとわかります。 P181
「ゆるストイック ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考」より引用

独自性を発揮するところを見つけて、そこにストイックに取り組むわけですが、それが短期間の取組みになってしまっては意味がありません

前述のとおり「長いスパンで安定した成長と充実を実現する」ことが「ゆるストイック」の魅力であるわけですから、長く続ける必要があります。

そして、長く続けるためには「うまくいった」という成功体験が欠かせません。

jimmy
jimmy

失敗ばかりだと、やはり気が滅入ってしまいますよね。

その成功体験を積むために重要となるのが「試行回数」というわけです。

「試行」とあるとおり、「とりあえずお試し」という感覚でやり続けていればどこかで「当たり」を引くことができます

書籍ではこのことを次のように表現しています。

  • 人生の「くじ引き」には回数制限がありません
    つまり、何回でも挑戦できるという「バグ」があるようなものなのです。 トライしようと思えば、一人で何百回でも引き続けることができます。 P176
「ゆるストイック ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考」より引用

私はこの考え方が大変気に入っています。

これを知ってから、私の頭の中には「抽選機」が設置されました
ガラガラ回すと玉がコロンと出てくるあれです。

この「脳内抽選機」が、何かに取り組んだ際に回転します。
当たれば金色、外れれば白色の玉が出てくるところを勝手に想像しています。

こんなイメージを持つことで取組みがゲーム感覚になり、事務員の単調な仕事でも楽しく続けられますのでおすすめです

まとめ

私の世代は「ストイック」の部分が重視される環境で過ごす期間が長かったのではないでしょうか。
いわゆる「根性論」がまかり通っていた時代です。

その後、「ゆとり世代」に代表される「ゆる」の部分にスポットがあてられる時代もありました。

どちらも見てきた私の中でこの「ゆるストイック」という生き方は、それぞれの良いところをうまく取り入れており、とても魅力的に感じました。

そして前述のとおり、私も含めた私立学校事務員の人やそれを目指す人にとって「ゆるストイック」を実践するメリットが大きいと思っています。

この記事を参考にしていただき、「ゆるストイックさ」を身につけ、学校とともに永続的に成長することを目指してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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