

この記事は以下のような人を対象としています。
・毎日の仕事の「しんどさ」や「やらされ感」から解放されたいと思っている人

真面目に頑張っているつもりなのにどこか満たされないのよねぇ。

どうすればもっとモチベーション高く仕事に取り組めるようになるのかなぁ。
こんな悩みが頭に浮かんだこと、ありませんか。
- 旅費の精算や取引先への支払いなど毎日が同じようなルーティン業務
- 生徒や保護者といった外部の人との事務的な対応業務
- 補助金申請や預貯金管理など「間違えられない」というプレッシャーの強い業務
日々こうした業務に取り組んでいると、「やりがい」の前に「しんどさ」を感じてしまい、冒頭のような悩みにつながりがちです。

私も含めて、ふとした時に「いつまでこんな状況が続くんだろう」という不満の気持ちが湧いてくる私立学校事務員の人は少なくない様子です。
例に挙げた業務のように、私立学校事務員の仕事は感謝される機会が少なく、成果が見えにくい。
また、教職員・保護者・生徒など、多様な相手との調整が必要であることや、補助金や経理などミスが許されない業務が多いことから、精神的に疲れやすい。
こうした環境では自然と気持ちがすり減り、モチベーションが下がってしまいます。
このことが「満たされない」や「モチベーションが上がらない」といったことの原因になっていると私は感じています。
では具体的にどうすればよいか。
その解決策の一つとして、私が提案したいのが「楽しむことの習慣化」
自分の才能を最大限に発揮し、大きな成果を出し、まわりの人にもポジティブな影響を与えている人たちが大事にしている”楽しむことを習慣化するためのコツ”を学んで、実践することが解決につながると考えています。
そこで今回は、そんな「”楽しむことの習慣化」ついて紹介している書籍のなかから、私が実践してみて効果があったと感じた3つのコツを紹介したいと思います。
その3つとは以下のとおりです。
- 「楽しみ」を意識的に探す
- 「やらされている」から「やりたい」に変える
- 小さな成功体験を積み重ねる
楽しむ姿勢が習慣化されることで、集中力・創造性・人間関係の質が高まり、結果的に仕事の成果に結びつきます。
それが学校事務という“人と制度をつなぐ仕事”に対するやりがいへとつながり、仕事も人生も軽やかになることが期待できます。
参考にしていただければ幸いです。
書籍の紹介
書籍名:1つの習慣 うまくいく人は、なぜ「これ」を大切にするのか
著者名:横山 直宏
出版社:すばる舎
発売日:2025年7月24日
【学校事務はしんどい?】コツ①「楽しみ」を意識的に探す

楽しければモチベーションが上がるのはわかるけど、仕事を楽しむことなんてできるの?
そう思った人もいると思います。
前述のとおり、私立学校事務員の仕事はそもそもモチベーションが上がりにくい。
そんな状況で「楽しむことを習慣化しよう」と言われても難しいと感じるのが普通だと思います。
そこで大事なのが「どうやったら楽しめるか?」を考えること。
書籍では以下のように述べています。
どんな仕事や作業にも、楽しみを見つけることができます。
「1つの習慣 うまくいく人は、なぜ「これ」を大切にするのか」より引用
たとえば、新しいスキルを学ぶことに喜びを感じたり、同僚や仲間と目標を共有することで楽しく感じたり。まずは「どうやったら楽しめるか?」を考えてみましょう。 P26
そこでこのアドバイスと私のこれまでの経験を踏まえて、「どうやったら楽しめるか?」を見つけるための具体的な視点を3つお伝えしたいと思います。
視点1:学校事務の仕事は「人の成長を支えている」ことを意識
学校事務の仕事は、直接教壇に立たなくても、生徒の学びや教職員の働きやすさを支える重要な役割を果たしています。
例えば、退屈と思われる経理の仕事も「お金」というものを介して、生徒の学びを支援していると考えられます。
生徒が安心して学ぶために必要なモノやサービスに対するお金を支払うことで、それらを維持・更新しているわけです。
このように日常の業務が誰かの成長につながる場面は多くあります。

こんな感じで経理業務に対する考え方を切り替えたことで、「自分の仕事が誰かを支援している」と気づき、仕事への見方を大きく変えることができたと思っています。
まずは「人の成長」をキーワードに、「楽しめるポイント」を探してみてはいかがでしょうか。
視点2:集中力・段取り力・コミュニケーション力アップを意識
先述の「人の成長」の「人」は「他人」だけではなく「自分」も含むことができます。
仕事に前向きな気持ちを持てると、自然と集中力が高まり、段取りもスムーズになります。
さらに、気持ちに余裕が生まれることで、教職員や保護者との会話も柔らかくなり、トラブルが減ることもあります。
このように、自らの集中力・段取り力・コミュニケーション力の向上を感じることができれば、それが楽しさにつながっていきます。

私も忙しい時期やトラブル対応のときは「これが自分の力になる」と意識していました。 その成果があったのか、以前よりもミスが減り、仕事の段取りもうまくなったように感じています。
特に段取り力・コミュニケーション力の高さは、私立学校事務員に向いている人の特徴でもあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
「他人事」より「自分事」の方が楽しめそうと思っている方は、「自分の成長」をキーワードに楽しめるポイントを探すことをおすすめします。
視点3:“楽しめる人”が周囲に良い影響を与える職場の特徴を意識
ここまでは、「他人」「自分」といった「個人」を中心に楽しみを探すことについて述べてきました。
自分なりの「楽しめるポイント」を見つけることができれば、そこから「仕事を楽しむこと」につなげられると思います。
また、仕事を楽しめる人になることによる「周りへのポジティブな影響」も見逃せません。
前向きに働く人がいる職場は、自然と相談しやすい雰囲気が生まれます。
学校事務はチームで動く場面が多いため、誰かが明るい姿勢でいるだけで全体の空気が軽くなります。
私がこれまで所属してきた学校や部署を思い返してみても、楽しめる人が周囲に良い影響を与える職場には、上述のような特徴があると感じています。

そういう人がいるときは、教員から「なんか、事務室入りやすくなりましたね」と言われたりします。
そんなときは生徒もよく事務室に訪れるようになったりします。
楽しめる人になることで「個人」だけでなく「全体」にもプラスになることも意識したいポイントです。
【やりがい】コツ②「やらされている」から「やりたい」に変える
こちらはまず書籍の言葉の紹介から入りたいと思います。
「この仕事はやらなければならない」と考えるのではなく「この仕事が自分と相手のどんないい未来につながるか?」にフォーカスすると「やりたい」に変わってきます。考え方を少し変えるだけで、義務感がなくなり、楽しさが増します。 P26
「1つの習慣 うまくいく人は、なぜ「これ」を大切にするのか」より引用
繰り返しになりますが、自分の業務が誰の役に立っているかを意識することで、日々の仕事に前向きな意味づけができます。
生徒や教職員との関わり、同僚との連携、取引先との協力など、意識次第で「役に立っている」と感じる瞬間を増やすことができます。
この「役に立っている」という感覚が「やらされている」を「やりたい」に変えてくれます。

「私立学校に勤めていて一番やりがいを感じるときは?」と尋ねられたら、「自分の仕事が生徒の成長に役立ったと感じたとき」と答えていますね。
そんな私が、仕事に対する意識を「やりたい」に近づけるために実際に取り組んでいることを紹介したいと思います。
日々の業務を“価値”で捉え直す
単なる作業に見える業務も、「誰のどんな困りごとを解決しているか」を意識すると価値が見えてきます。
例えば、予算・決算業務も困りごとを解決していると考えることができます。
理事長などの役員は「どのように学校法人を運営するべきか」という困りごとを抱えています。
そこで、学校法人の状況を「予算書」や「決算書」という目に見えるかたちにすることで、役員は運営のための意思決定がしやすくなるわけです。

”価値”ではなく”形”で捉えたら、単なる数字の集計作業ですからね。
こうした業務の”価値”を知ることで、私自身作業への向き合い方が大きく変わりました。
価値を意識すると、自然とやりがいが生まれます。
「得意」を仕事に混ぜる
自分の得意分野を業務に取り入れると、自然と「やりたい」という気持ちが増します。
例えば、整理整頓が得意なら書類棚の改善、文章が得意なら案内文の作成など、小さな工夫でも職場に貢献できます。
その「貢献できた」という気持ちが「もっとやりたい」という思いにつながるというわけです。
私も資料チェックが得意だったため、説明資料の確認や予算書・決算書の最終原稿チェックを任されるようになり、仕事が一気に楽しくなりました。

「資料チェックは面倒だからやりたくない」と思っている人は多いようですね。
それからはすすんでチェック業務を請け負うようになり、仕事に対する「やりたい」という気持ちへとつなげていきました。
【学校事務のストレス対策にも】コツ③小さな成功体験を積み重ねる
まずは書籍の言葉を引用します。
楽しむためには、達成感を感じることも重要です。小さな目標を設定し、それを達成することで「やればできる」という自信が生まれます。
「1つの習慣 うまくいく人は、なぜ「これ」を大切にするのか」より引用
この「やればできる」はどれだけ小さくてもOKです。その自信が次の楽しみへとつながるのです。 P26
「役に立った」と同じくらい「できた!」という感覚も楽しさに大きな影響を与えます。
私の経験上、特に忙しい時期ほど、大きな成果より“小さな達成”を積み重ねることが大切です。

例えば年度初めなんかがそのいい例ですね。とにかく少しでも「今日はこれができた」という実績を積んでいかないと忙殺されてしまいます。
そんなときのコツは、タスクを細かく分けて「できた」を増やすこと。
これだけで気持ちが軽くなります。
私は付箋にタスクを書いて終わったら剥がす方法を使っていましたが、視覚的に達成が見えるのでモチベーションが保ちやすくなりました。
こうした達成感は仕事へのストレス対策にもなりますので、おすすめします。
【まずはここから】今日からできる「楽しむための習慣」3選
仕事を楽しむためには、特別なスキルよりも“続けられる小さな習慣”が効果的です。
毎日のスタートやタスクの整理、感謝の記録など、簡単に取り入れられる習慣が積み重なると、自然と仕事が前向きになります。
そんな習慣のなかで、新任の方でも無理なく始められるものを3つ取り上げてみました。
1日の最初に“楽しみポイント”を設定する
朝の数分で「今日の楽しみ」を一つ決めるだけで、気持ちの向きが変わります。
例えば「新しい書類棚を整える」「生徒に丁寧に挨拶する」など、小さなことで十分です。
ここでのポイントは「自分で決める」こと。
書籍でもこのように解説しています。
「自分で選んでいる」と感じることがポイントです。指示されてイヤイヤやるのではなく「自分の意志で選んだ!」という感覚でいることです。
「1つの習慣 うまくいく人は、なぜ「これ」を大切にするのか」より引用
コツは「選択肢を持つ」ことです。仕事において、やること、やり方、タイミングなど、どこかに「自分で決められる部分」をつくるのです。 P56

私も朝は「校内を散歩する」と決めています。
生徒との会話を「今日の楽しみ」にすることで、忙しい日でも前向きに取り組めるようになりました。
自分の成長ログをつけてモチベーションを保つ
毎日少しでも「できたこと」を記録すると、自分の成長が見えてきます。
前述のとおり、小さな成功体験を積み重ねは「楽しめる習慣づくり」のために重要なポイントです。
特に新任の頃は失敗に目が向きがちですが、成長ログをつけることで前向きな視点が育ちます。

カレンダーに「〇」をつけるだけでも効果がありますよ。
私も実際にやってみて自信がつき、仕事や資格の勉強が楽しくなりました。
“ありがとう”を集める習慣をつくる
窓口対応や教員サポートの中で、感謝の言葉をもらうことがあります。
そんな「ありがとう」をメモして見返すと、仕事を楽しめます。

落ち込んだ時の支えにもなりますよ。
そうした機会を増やすために、書籍ですすめているのが「利他の心」を養うこと。
具体的には次のような行動を挙げています。
チームメンバーや同僚が困っているときに、自分ができるサポートを積極的に行いましょう。小さな手助けでも、利他の精神を育む第一歩です。 P91
「1つの習慣 うまくいく人は、なぜ「これ」を大切にするのか」より引用
また、こちらから感謝を示すことも重要だと述べています。
利他の精神を実践するためには、他者に感謝することも重要です。仕事を進めるなかで、周囲のサポートに感謝しましょう。そして、それを言葉にして伝えることで、良好な関係を築きながら、利他の心も育っていきます。 P91
「1つの習慣 うまくいく人は、なぜ「これ」を大切にするのか」より引用
私も教職員に限らず、生徒や取引先の人も含めて、1日最低1回は感謝の言葉を口にするようにしています。
ちょっとしたことでもありがたさを感じられるようになり、仕事面でも精神面でもプラスになっていると実感しています。
まとめ
楽しむことを習慣化するためのポイントをおさらいしましょう。
- 「楽しみ」を意識的に探す
- 「やらされている」から「やりたい」に変える
- 小さな成功体験を積み重ねる
これらを意識しながら、最後に紹介した「楽しむための習慣」3つのどれかを実践してみてはいかがでしょうか。
こうした要素を日々の仕事の中に取り入れることで、「やらされ感」や「しんどさ」をおさえることができるはずです。
できるところから始めてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

