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実務55:【殿堂入り記念】私立学校事務職員向けイチロー氏の名言3選【書籍紹介】

学校事務員のお仕事(実務編)
jimmy
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この記事は以下のような人を対象としています。
・日々の仕事や生活の中で、「このままでいいのか」という悩みを抱えている人

2025年、元プロ野球選手のイチロー氏が、日本出身選手として初めてアメリカ野球殿堂入りを果たしました。

イチロー氏といえば、数々の実績や名言を残しており、メディア等でも度々紹介されています。

とある私立学校事務員
とある私立学校事務員

プロ野球選手と私立学校事務員とは全然別物だから、参考にならないよ。

と、お考えの方もおられるかもしれませんが、実はそんなことありません。
とても参考になる言葉もあります。

jimmy
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少なくとも私にとっては、仕事を続けるうえで非常に心の支えとなりました。

そこで今回は、そんなイチロー氏の名言を集めた書籍の中から、私が特におすすめしたいと思うものを3つ紹介します

その3つとは以下のとおりです。

  • ちいさいことをかさねることが、とんでもないところに行くただひとつの道。P75
  • ヒットを1本増やしたいとポジティブに考えるのです。
    そう思っていれば打席に立つのがたのしみになりますよね。 P70
  • ぼくは、期待があろうとなかろうと進むタイプです。P12
「夢をつかむ イチロー262のメッセージ」より引用

今回紹介する言葉が、皆さまの仕事やプライベートでの悩みや不安を解消するための一助となれば幸いです。

書籍の紹介

書籍名:夢をつかむ イチロー262のメッセージ

著者名:「夢をつかむイチロー262のメッセージ」編集委員会

出版社:ぴあ

発売日:2005年3月19日 第1版発行


【何と言ってもこれ!】コツコツの積み重ね

名言を再掲します。

ちいさいことをかさねることが、とんでもないところに行くただひとつの道。 P75

「夢をつかむ イチロー262のメッセージ」より引用

私の中でイチロー氏の名言と言えば、この言葉が真っ先に頭に浮かびます。

jimmy
jimmy

なんせ、これほどまで事務職員の仕事に希望を与えてくれる言葉は他にはないと思っていますので。

このブログでも幾度となく言ってきましたが、私立学校事務員の仕事、その中でも特に私のような経理・会計業務はルーティン業務が大半を占めています

こうした状況に慣れてきてしまうと、

とある私立学校事務員
とある私立学校事務員

このままでいいのかな

という不安に襲われることがあります。

そんな時に立ち止まってこの言葉を思い出すのです。
そうすると、

  • 1円単位の小さな数字をコツコツ重ねて、正確な財務状況を公表する。
  • そうすることで生徒や保護者等のステークホルダーから、信頼を得ることができる。
  • そうした信頼獲得が、健全な学校経営につながっていく。

といった思いへと戻ってくることができます。

この名言に触れることで、不安な気持ちがリセットされ、仕事に対するスイッチが再び前向きに切り替わるということを実感していますので、皆さまにもおすすめしたいと思います。

ただ注意したいことが1つ。
それは、「間違った方向に積み重ねていかないようにする」ということ。

jimmy
jimmy

間違えた道を一歩ずつ着実に進んでいっても、目的地にはたどり着けませんので。

積み重ねながら、時々振り返る必要があるということです。

イチロー氏もこのように言っています。

なにかをしようとしたとき、失敗を恐れないで、やってください。
失敗して負けてしまったら、その理由を考えて反省してください
かならず、将来の役に立つと思います。 P34

「夢をつかむ イチロー262のメッセージ」より引用

この言葉は、新しいことにチャレンジするときだけのものではないと私は理解しています。

今、なぜこの業務に取り組んでいるのか」「なぜ、このやり方をしているのか」という理由を考えてみる。

この行動が、正しい道へと引き戻してくれます。

私の以前の勤め先に、仕事のミスが多い後輩事務員がいました。

私は直接同じ部署で働いたことはありませんが、その事務員と一緒に働いている人からは怒りを通り越して呆れの声が聞こえてくるのです。

先輩事務員
先輩事務員

何度注意しても、同じミスを繰り返す。もう、手は尽くした。

こんな感じです。

ただ本人をみてみると、真面目に仕事に取り組んでいる様子です。

当時は新人だったため、大きな仕事を任されているわけではありませんが、そうした仕事でも手を抜いている感じではありません。

問題はその仕事のやり方と本人の考え方のようでした。

例えば、手帳やメモ。
その事務員は手帳も持たず、メモを取るということもあまり行っていないようでした

それを先輩事務員が指摘して、おすすめの手帳なんかも紹介したそうです。

しばらくして先輩事務員が、

先輩事務員
先輩事務員

どんな手帳を買いましたか。

と尋ねたところ、

後輩事務員
後輩事務員

いえ、ちょっとまだ買えていません。

という返事だったとのこと。
以降、同様のやりとりが続いたそうです。

結局、私の記憶ではその事務員は手帳を買っていません。

その事務員は「なぜ、自分は手帳やメモを活用しないのか」といった振り返りができていないのだと感じました。

これでは別の意味で「とんでもないところ」に行ってしまうので、やはり正しいやり方や正しい考え方を意識したうえで、ちいさいことをかさねるのが大事だと思います。

【毎日何か1つ】小さな前進

こちらも名言を再掲させていただきます。

ヒットを1本増やしたいとポジティブに考えるのです。
そう思っていれば打席に立つのがたのしみになりますよね。 P70

「夢をつかむ イチロー262のメッセージ」より引用
jimmy
jimmy

イチロー氏ほどの選手になると、どのような気持ちでバッターボックスに入っているのだろうかと気になっていたので、この名言は印象的でした。

また、私立学校事務員の仕事特有の「ルーティン業務の多さ」の話になりますが、この種の業務が多いと、

とある私立学校事務員
とある私立学校事務員

今日もこの仕事か・・・。

という思いが心に浮かぶことがあります。

これが出てくると、なかなかその日の仕事の第一歩を踏み出せなくなる
その結果、だらだらとメールチェックをするなどして時間を浪費してしまいがちになります。

そんな時におすすめしたいのがこの名言です。

私は「ヒットを1本」ではなく「仕事を1つ」と読み替えて活用しています

jimmy
jimmy

とにかく今日は、これ1つ片付ければオッケー」という仕事を1つ決めてしまうわけです。

そうしてやるべき仕事を1つ決めて、始業直後に着手する。
これだけでも、ずいぶん心の負担が軽くなります

さらに、ヒットは打とうと思っても打てないことがありますが、仕事はやろうと思えばよほどのアクシデントがない限り、確実に実行できるという点が大きく異なります。

つまり自分でコントロールできるということ。
そう考えるとずいぶん楽に感じませんか。

そして、その時に意識したいのが「とりあえず2分だけやってみる」ということ。
この方法につきましては、以前の記事で「仕事の初速を上げる方法」として紹介していますので、詳しくはそちらをご覧いただければと思います。

イチロー氏の名言とあわせて活用することで、自分の重い腰を上げるのに役立つと思いますので、実行してみてはいかがでしょうか。

【承認は2の次】自分の内面に集中

名言を再掲させていただきます。

ぼくは、期待があろうとなかろうと進むタイプです。P12

「夢をつかむ イチロー262のメッセージ」より引用

経理・会計の仕事も含めて、バックヤード業務は周りから期待される機会が少ないように思います。

jimmy
jimmy

それよりも「細かいことばかり言ってくる」といった迷惑がられるケースの方が多いというのが私の実感です。

「きっと、あの人ならやってくれる」という期待があり、その期待に応えることで周りから認められる存在になる。
それが仕事のモチベーションにつながるという一面もあると思います。

しかし前述のとおり、そういった期待からは程遠いのがバックヤード業務の実情です。

そんな現状のなかで、私の心の支えとなったのがこの名言でした。

私はてっきり「期待は超えるものだ」といった意識をお持ちなのではと思っていましたが、むしろその逆。
それでもあれだけの実績を残しているわけです。

そう思うと、

jimmy
jimmy

期待されるのを期待することをやめよう

と考えるようになりました。

もちろん、学校法人としては社会からの期待に応える必要があります。

ですので、ここではあくまで「個人の仕事レベル」での話だと理解していただければと思います。

個人の仕事では、他人からの期待や承認をモチベーションのメインにせず、つみかさねることによる自分の成長などに目を向ける
そう考えれば、やるべきことに集中できるというのが私の実感です。

まとめ

イチロー氏の名言の中で、私が「私立学校事務員向けのもの」だと感じているものを紹介しました

どれも奇抜な言葉や言い回しなどが使われていないところが、地味な事務員にとってより身近なものとして心に残りやすいように思っています。

今回参考にした書籍だけでも262の名言が収録されていますので、興味を持たれた方は読んでみてはいかがでしょうか。

もっと自分にあった名言が見つかるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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