

この記事は以下のような人を対象としています。
・仕事ができる人はどんなことを心がけているのか気になっている人

また仕事の段取りをミスってしまった。〇〇さんはミスなくできているのに。

△△さんと比べたら、自分って仕事ができない方だよなぁ。
こうした悩みが頭に浮かんだこと、ありませんか。
- 正確な仕事で周りからの信頼も厚い○○さん
- 会議ではいつも的確な発言をして一目置かれる△△さん
- みんなが思いつかないような斬新な発想できる□□さん
こうした“できる人”は職場に必ず一人はいるもの。
彼らのスピードや成果を目の当たりにすると、まるで自分だけが取り残されているように感じてしまうのも無理はありません。

他人と比べても意味はないとわかっていても、比べてしまうんですよね。
「自分は仕事ができないのではないか」
そんな不安が胸の奥に居座り続けると、どれだけ頑張っても自信が持てず、落ち込んでしまうことがあります。
ではどうして、そのような悩みを抱えてしまうのでしょうか。
そこには単純な「能力の問題」ではなく「認知のクセ」が関係していると考えられます。
例えば以下のようなクセです。
- できていることより、できていないことばかりに目が向く
- 周囲の「得意」を自分の「不得意」と比較してしまう
- 一度の失敗を「自分はダメだ」と全体化してしまう
そのようなクセから抜け出すには、まず仕事ができる人の“あたりまえ”を観察し、マネすることが有用です。
できそうなことをマネしてみて、まず自分に合ったやり方を見つける。
そしてそれを習慣化し、小さな成功体験を積むことで、クセは少しずつ解消されるはずです。
また、そうすることで実は“できる人”は特別なことをしているわけではなく、当たり前のことを実行しているだけだということにも気づきます。
そこに気づけば、「自分でもできそう」と心理的なハードルが下がり、さらにクセの解消につながります。
そこで今回は、“できる人”の習慣などを紹介する3冊の書籍から、簡単に取り組むことができ、さらに私自身の体験から「そのとおり」と感じたものを3つ紹介したいと思います。
その3つとは以下のとおりです。
- 「変える」ことを習慣化する
- 上司に答えを聞かない
- 土日は休養と教養とに分けて過ごす
“できる人”の習慣を少しずつ取り入れることで、自分の仕事の進め方は確実に変わっていきます。
それにより、自己効力感が高まり、周囲からの信頼も自然と得られるようになります。
参考にしていただければ幸いです。
【仕事ができる人の当たり前①】「変える」ことを習慣化する
まずは書籍の紹介です。
書籍名:仕事ができる人が見えないところで必ずしていること
著者名:安達 裕哉
出版社:日本実業出版社
発売日:2023年11月1日
私立学校事務員として働いていると、日々の業務に追われ、気がつけば「去年と同じやり方」をそのまま踏襲してしまうことがあります。
ただ、学校という組織は安定性が求められる一方で、教育行政の変化、保護者ニーズの多様化、ICT化の加速など、外部環境は常に動いています。
そのため、仕事が“できる人”ほど「変える意志」を持ち続けることを当たり前の習慣にしています。
書籍ではこの点を以下のように表現しています。
変える意志を持ち続けること自体を習慣にする P22
「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」より引用
ここで重要なのは、「大きな改革をしよう」と意気込むことではありません。
むしろ、以下のように些細な日常の習慣に注目しています。
人生を変えるのは、一発逆転の出来事ではなく、些細な日常の習慣です。
「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」より引用
「続けること」そのものに価値があります。たとえば、「早起きをする」でも、「通勤時間に必ず本を読む」でもいい。仕事も同じです。 P19
「続けること=継続力」の重要性は別の記事でも紹介していますので、ご覧いただければと思います。

やっぱり大事なんです、継続力。
さらに書籍では以下のような行動をすすめています。
習慣が意識せずにできるようになったら、次の習慣に挑戦する。
「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」より引用
なんでもいいから、常に新しいことを始めることです。 P20
こうして変化に慣れていくということです。

私も、運動や挨拶など些細なことから始めました。
「続けられた」という経験は、気持ちにプラスに働くことを実感しています。
ただし、「続けること」に価値があるといっても無理をしてはいけないと書籍では紹介されています。
1つ挫折したら、次のものを設定する。無理してできないことを続けない。失敗は、それ自体がノウハウです。習慣には自分に合うものと合わないものがありますから、無理はしない。これは重要です。 P20
「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」より引用
実際私もある書籍を読んで、「『重要度×緊急度』で優先順位をつけて仕事に取り組む」という習慣を身につけようとした時期がありました。
しかし、いまいち仕事の成果に結びつかず、このやり方は私にはあっていないと感じ、挫折しました。
その後、別の書籍で「とにかくできそうなものから取り組む」という方法が紹介されており、あらためてそちらに挑戦。
今度は仕事の効率アップを実感し、「重要度」の高い仕事にも取り組める時間を捻出することができるようになりました。
こうした経験から、無理をしないことの重要性は実感しています。
変えることを習慣化して、変化することに慣れる。ただし無理をしない。
みなさんもこの当たり前をぜひマネしてみましょう。
【仕事ができる人の当たり前②】上司に答えを聞かない
次はこの書籍で紹介されていた”当たり前”です。
書籍名:コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前
著者名:西原 亮
出版社:ダイヤモンド社
発売日:2024年11月26日
学校事務の現場でも当然、民間企業と同様に判断に迷う場面が多くあります。
特に私立学校では、学校ごとの文化やルールが異なるため、「一般的にはこうだが、うちの学校ではどうか」という判断が求められることがあります。

同じ学校法人でも、大学と高校とで異なる場合があったりしますね。
その際、つい上司に答えを求めてしまいがちですが、仕事が”できる人”は「上司に答えを聞かない」ことを当たり前にしています。
そのことについて書籍では、以下のように触れています。
「お前さんはどうしたい?」
「コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前」より引用
これは、コンサル時代の上司に、私が散々言われた言葉です。 何を質問するにしても、「自分はどう考えているか」を相手に伝えたうえで、答えをもらうようにしろと口酸っぱく指導されました。 P55
これは、上司に相談してはいけないという意味ではありません。
重要なのは、「答えを丸投げしない」という姿勢。
上司にも時間があり、その時間を奪うようなことをしてはいけないという意識が大切なわけです。
実際、私の以前の勤め先にいた仕事ができる先輩からは、上司に相談する前に必ず次の3つを整理するように教わりました。
- 事実(何が起きているのか)
- 選択肢(考えられる対応案)
- 自分の考え(最適だと思う案)
この3点を持って相談すると、上司は判断しやすくなり、自分自身の思考力も磨かれると教わりました。

「どうしたらいいですか」から「これでいいですか」になり、最終的に「AとBが考えられますが、現状を考えるとBがいいと思うんですが」という言い方を目指すように言われましたね。
以来、私も上司に相談する際には意識するようにしています。
「自分の頭で考えるクセ」が身について、様々な場面での判断に役立っていると実感しています。
逆に、「どうしたらいいですか」とだけ聞くと、上司の負担が増えるだけでなく、自分の成長の機会も失われてしまいます。
また、私立学校事務員の仕事は「前例踏襲」のルーティン業務が多いのですが、そんな業務も判断の積み重ねで成り立っています。
だからこそ、仕事が”できる人”は「自分で考える力」を鍛え続けているわけです。
自分で考えたうえで相談することで、上司からの信頼も高まり、「この人に任せれば大丈夫」と思ってもらえるようになります。
日常の小さなことでも、「どっちでもいい」とか「お任せします」と言いそうになったら、一旦立ち止まってください。
そこでまずは自分なりの答えを考えてみましょう。
【仕事ができる人の当たり前③】土日は休養と教養とに分けて過ごす
最後は、こちらの書籍で紹介されていた”当たり前”です。
書籍名:世界の一流は「休日」に何をしているのか
著者名:越川 慎司
出版社:クロスメディア・パブリッシング
発売日:2024年11月1日
今は、ほとんどの学校が土日休みの週休二日制だと思います。

私の以前の勤め先の高校は、土曜日も昼まで授業がありました。
10年ほど前なので、今は変わっているかもしれませんが。
この土日について、”できる人”は次のような使い方をしていると書籍では紹介しています。
彼らは土曜を「チャレンジデー」と位置づけて、自分の趣味や家族との時間を楽しむだけでなく、新たな人間関係を構築したり、興味のあるワークショップやセミナーに参加するなど、未体験のことに積極的に挑戦することを意識しています。
「世界の一流は「休日」に何をしているのか」より引用
翌日の日曜は「リフレッシュデー」と考えて、運動や読書、ヨガや瞑想などを通して、身体とメンタル、脳のリフレッシュを図っています。 P113
前述のようにルーティン業務中心の私立学校事務員の仕事でも、疲れは蓄積します。

年度末・年度初めは本当にハードですね。春の陽気を感じると、「そろそろ繁忙期が来たか」と逆に嫌な気分になることもあります。
そこで重要なのが、休みの過ごし方。
特に、土日を「休養」と「教養」に分けて過ごすことが、長期的に仕事の質を高めることへつながるというわけです。
休養についてはこちらの記事も参照いただければと思います。
なかでも、土曜日の使い方を意識することを書籍ではすすめています。
世界の一流ビジネスパーソンに共通するのは、「土曜をどう使うか?」が休日のカギを握る・・・・・・と考えて、趣味や家族との時間など、自分にとって大切なことは土曜に優先的に組み入れていることです。 P114
「世界の一流は「休日」に何をしているのか」より引用
確かに、周りから一目置かれるような人と話をした時のことを思い出してみると、趣味や家族のことを話す人が多かったように思います。

逆に、「休みの日は1日ボーっとしていた」と言った人は記憶にないですね。
そうした人たちは、休養と教養を意識的に分けることで、心身のバランスを整え、仕事への集中力を高めていたのかと、この書籍を読んで感じました。
仕事ができる人は、このサイクルを自然に回しているというわけです。
これをマネして、まずは土曜日に「教養」、日曜日に「休養」のためにやることを1つだけ決めて実行してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、私は最近「両親との銭湯通い」を土曜日に行っています。
「教養」とは少し異なりますが、両親も私も楽しんでいるので、続けていきたいと思っています。
まとめ
仕事が”できる人”の当たり前は、特別な才能ではありません。
- 変える意志を持ち続ける
- 上司に答えを聞かない(自分で考えてから相談する)
- 土日を休養と教養に分けて過ごす
これらは、誰でも今日から実践できる小さな習慣です。
そして、私が今まで出会ってきた”できる人”にもこれらを実践していました。
私立学校事務員として働く皆さまは、すでに多くの業務を支え、学校の運営に欠かせない存在です。
だからこそ、日々の習慣を少し変えるだけで、仕事の質は大きく向上します。
最初の一歩は小さくて構いません。
「次の相談は自分の考えを添えてみよう」
「日曜の1時間だけ学びの時間をつくろう」
など、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
それがやがて自己効力感アップと周りからの信頼獲得につながると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。


