この記事は、こんな人を対象としています。
・今までに、資格の勉強を途中で挫折してしまったことがある方
・習慣化したいことがあるけど、長続きさせることができない方
・参考となる習慣化の事例を探している方
これまで紹介してきました書籍のおかげで、最初のFP2級の勉強期間が約3ヶ月、次の簿記2級が約半年と、勉強に継続して取り組める期間を延ばしてきました。
こうして成功体験を積み重ねたことで、「もっと継続できるのでは」と考えるようになりました。
そんな時に今回紹介する書籍と出会いました。
書籍の内容と今まで実行してきた習慣化の方法と組み合わせて、1年間目標に向かって取り組んだ経験をお伝えさせていただきます。 ご参考になれば幸いです。
書籍の紹介
書籍名:習慣が10割
著者名:吉井 雅之
出版社:すばる舎
発売日:2018年11月27日
「人の能力に差はなし。あるのは、習慣の差」(本書より抜粋)
習慣形成コンサルタントとしてのべ5万人の人たちに習慣の作り方を教えてきた著者が、年齢や職業、学歴など一切関係なく、どんな人でも役立つ習慣形成メソッドを紹介する書籍。
私がチェックしたポイント(書籍より引用)
- 何かを「続ける」のではなく「始める」と考えてみましょう。これなら、「とりあえずやってみる」という気持ちでスタートできます。
- 一見すると「誰にでもできる」と思えるようなことを、自分との約束にしてください。
- 何かを継続したいなら、その1個前の習慣を意識することです。1個前の習慣を決めれば、それに続く習慣もスムーズに実行できます。
- 「ガッツポーズ」「口角を上げる」で脳をだませ。
実際に私がやってみたこと
行政書士試験の受験
学校事務員の仕事の1つに「補助金業務」があります。行政(国や都道府県など)と申請書類等をやりとりして、補助金の交付を受けるために行う業務です。
その補助金業務を担当するにあたり、上司から「行政法は勉強しておいた方がよい」というアドバイスを受けたことがありました。
しかし、書店で行政法に関する書籍をペラペラめくってみただけで、「これは無理」と感じ、勉強を諦めていました。 しかし、今までの試験合格の実績が自分を後押しし、チャレンジするに至りました。
【「始めてみる」を意識】
これは、勉強を始める際に実行しました。とにかく見るだけで嫌になりそうな内容の参考書なので「勉強を継続しよう」ではなく「とりあえず勉強を始めてみよう」という気持ちから入りました。
【自分との約束づくり】
「毎日、youtubeの行政書士試験対策動画を見る」ということを、自分への約束として手帳に書き込みました。
前の項目にも関係しますが、「とりあえず始める」にはyoutubeはピッタリなコンテンツでした。
さすがに、いきなりテキストに取り掛かるのはハードルが高かったので、「何か動画はないか」と思い、検索してみました。
親切なyoutuberの方が、私のような初心者でも気軽に見ることができる内容にした動画を公開していたので、しばらくはそれを毎日見ることを勉強の日課にしていました。
【1個前の習慣】
行政書士試験の対策を調べているうちに、「肢別問題集」というものが重要ということがわかりました。そこで「肢別問題集を解く」を継続したい習慣に設定して、次のような順番を決めました。
「机に肢別問題集を置く」→「youtube動画を見る」→「動画の内容に該当する部分の問題を解く」
これを続けるうちに、肢別問題集を解くことに抵抗感がなくなり、勉強が進むようになりました。
【脳をだます】
問題を1問正解するたびに、小さくガッツポーズをとるようにしました。自宅なので人に見られる心配はありません。
実際、連続して正解し、ガッツポーズを続けていると、「もっと解いてみたい」という気持ちになりました。
こうして約1年間、今回も独学で試験勉強に取り組みました。
結果は、今回も受験1回目で合格することができました。
自分の業務への影響(取り組んだ成果)
これだけ頑張って合格した行政書士試験ですが、残念なことに業務には全く活かせていないのが現状です。アドバイスをしてくださった上司に、もっと詳しく知識の活用方法を尋ねておけばよかったと後悔しています。
万が一、勤め先がなくなっても、行政書士として働くことができるというオプションを手に入れることができたと考えるようにしています。
ただ、今までの人生で1番真剣に目標に向かって取り組むことができたと感じています。
この経験は、今後の人生に大きなプラスをもたらしてくれるものと思っています。
まとめ
やるべきことの1つ前には「簡単なこと」と「楽しいこと」をセットする。
言葉や動作で脳に「前向き」の刺激を与える。
今まで紹介してきた3つの資格試験の合格は、私だけの力では達成できなかったと思います。
それぞれの書籍で紹介されている方法が、読者にとって有意義なものであったからこその結果だと考えています。
皆さまも、何か書籍を読まれた際に気になった内容があれば、「ちょっと試してみようかな」という気持ちでやってみてはいかがでしょうか。
思いのほか、良い結果を手に入れることができるかもしれません。
これからも皆さんと一緒に地味に地道に「事務活」に取り組み、お役に立ちそうな情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。