

この記事の内容は、以下のような人を対象にしています。
・私立学校事務員としての日々を送る中で、仕事や生き方に悩みを抱えている人。
はじめに:物事の”受け止め方”を見直して”損をしない人生”を送ろう!

なんか最近、”働く意味”って何だろうって考えちゃうんだよなぁ。

これから何十年もこうして同じ職場で働くのってつまらない人生なのかも。
こんな悩みをお持ちではないでしょうか?
- 総務や人事、経理といった部署に配属され、毎日ルーティン業務ばかり
- 保護者対応など日々忙しく、ルーティン業務は少ないけど、異動がない
こうした状況下で、私立学校事務員として働いている人は少なくないと思います。

大学だと学生対応や部署異動があったりするんですけどね。
まぁ、あくまで大学という狭い範囲での異動ですが。
このように、毎日同じような仕事や環境が続いていると、冒頭に紹介したような気持ちがふと心に浮かんでしまいます。
そしてその悩みを解消する答えが見つからず、悩み続けることになってしまう。
そんな同僚を何人も見てきました。
特に、真面目な事務員ほどこのような悩みを抱えやすい印象があります。
それは、悩みの原因が自分にあるのではと考えがちだからです。

周りのせいにしたくないから、何でも自分が悪いと思ってしまうんですよね。
では、こうしたことに悩むのは、本当に自分の性格や能力・スキルなどが問題なのでしょうか。
もちろん多少関係している部分はありますが、それだけではないのです。
「問題の受け止め方」
これを誤ってしまっていることが原因かもしれません。
現時点で存在していない過去や未来にまで時間を広げて問題を捉えてしまっていることにより、必要以上に悩んでしまっている可能性があるわけです。
だから、「心の動き」を理解して、「降りかかってくる問題」に対する「受け止め方」をアップデートさせることが、問題解決の一助となると私は思っています。
そこでこの記事では、自分に降りかかってくる問題の受け止め方について解説している書籍から、私自身も実践して心が軽くなったと感じているものをピックアップして紹介します。
書籍の中身は仏教の教えに基づいていますが、この記事で特定の宗教を信仰することをすすめているわけではありません。
今回の記事の内容に基づき、考え方を見直すことで、悩んだり、落ち込んだりする「損をする生き方」を避けることができるようになるはずです。
それにより人生でつまずくことが少なくなり、今より魅力的で楽しい人生を送ることができるようになります。
参考にしていただければ幸いです。
書籍の紹介
書籍名:つまずかない 生き方のヒント49
著者名:アルボムッレ・スマナサーラ
出版社:日経BP
発売日:2025年12月3日
なぜ、私立学校事務員が「損をする生き方」をしてしまうのか?
冒頭でも少し触れましたが、悩んだり落ち込んだりするのは「損をする生き方」と言えます。
そして私自身、今までを振り返ってみて、私立学校事務員はこの「損をする生き方」をしてしまいがちな傾向があると感じています。
私がそう感じるのは、働く環境もしくは事務員自身に、以下のような特徴があるからだと考えているからです。
本題に入る前に、まずはその点について整理しておきましょう。
これらのポイントを理解することが、「損をする生き方」から抜け出す第一歩になります。
特徴①外的要因:成果の見えにくさ
私立学校事務員として働いていると、日々の業務は淡々と進み、目立つ成果が見えにくいことが多いです。
保護者対応、教員サポート、経理や庶務など、どれも学校運営に欠かせない大切な仕事ですが、目に見える形で成果を確認することが難しい。
だから、「自分は何のために働いているのだろう」とふと立ち止まってしまうわけです。

多くの事務員が静かに抱えている悩みですよね。
さらに、私立学校事務員の仕事は「感謝されにくい」
どれだけ丁寧に仕事をしても、トラブルが起きなければ気づかれず、うまくいっているほど存在が透明になってしまいます。
そんな状況が続くと、自分の価値や働く意味を見失いやすくなる。
これは私自身の経験や私の周りの人の様子を見ていてそう感じています。
特徴②内的要因:事務員特有の真面目さ
さらに、多くの私立学校事務員の強みでもある「真面目さ」が、悩みを心の中で必要以上に大きくしてしまっているケースもあります。
たとえば、今日の小さなミスを「これからずっと同じことを繰り返すかもしれない」と未来にまで拡大してしまう。
あるいは、過去の経験を引っ張り出して「以前もダメだったから、今回もダメだ」と決めつけてしまう。
こうした心の動きが、実際よりも悩みを重く感じさせてしまうのです。

リスク管理や慎重さが強く求められる場面では、いい方向に働くこともあるんですけどね。
強みと弱みは表裏一体。
せっかくの強みが裏目に出てしまうことがあるということです。
私立学校事務員が今日から実践できる「受け止め方」アップデート法3選
私立学校事務員が必要以上に悩んでしまう外的要因・内的要因について理解したところで、具体的な「受け止め方」のアップデート法を紹介していきます。
それは以下の3つです。
- 「仕事に特別な意味はない」と考える
- 「”やりたい仕事”という発想はない」と考える
- 生きる目的は”人格向上のため”と考える

「えっ?」と思った人もいるかもしれませんね。
こういう受け止め方もあると思いながら、以降の解説を見ていただければと思います。
「受け止め方」①:「仕事に特別な意味はない」と考える
一つ目は「『仕事に特別な意味はない』と考える」です。

何言ってるの?
そう感じた方のために、早速、書籍の言葉を確認しておきたいと思います。
あなたが今「働く意味がわからない」「仕事の意義が見つからない」としたら、複雑な環境によって思考がおかしくなっていることをまず理解してください。
「つまずかない 生き方のヒント49」より引用
働くことは生きること。
生きるためにする行為すべてが仕事です。特別な意味などありません。 P16
さらに書籍では以下のように続きます。
生きるためには働くのが当たり前というごくシンプルな発想に立ち戻ってみれば、必ず何かしらの仕事はあります。
「つまずかない 生き方のヒント49」より引用
(中略)
「働く」という行為について面倒な理屈をこねくり回している人は、ぜひともこのシンプルでタフな精神を身につけてほしいと思います。
働くことに意味なんてありません。
そして、生きるためにはどんな仕事だってやっていくしかありません。 P17
単純ですが、「働くことに特別な意味なんてない」と考えるわけです。
どれだけルーティン作業が続いても
どれだけ成果が見えなくても
どれだけ誰からも注目されなくても
いちいち「働いている意味、あるのかなぁ」なんて考えず、「生きるために働いている」とだけ考える。
これ、シンプルですが強力です。
世の中には、「働く意味を見つけよう」といった類のメッセージがあふれています。
そういうメッセージに触れると、「自分も見つけなきゃ」と考えがちです。

自己啓発本なんか読むとよく陥りますよね。
そんなときは一旦、「生きるために働いている」と目的を仮置きしてみましょう。
仮ですので、本当の目的が見つかったら置き換えればいいわけです。
そう考えれば、「働く意味が見つからない」と悩む時間を減らすことができます。
実際、私は減りました。
皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
「受け止め方」②:「”やりたい仕事”という発想はない」と考える
次は「『”やりたい仕事”という発想はない』と考える」です。
以前の記事でも、「やりたいことはなくてもいい」ということについて紹介しました。
詳しくは以下の記事をご覧いただければと思います。
その記事でも少し触れましたが、「やりたいことを見つけてそれを仕事にしよう」という話は世間でよく耳にします。

成功者に多く見られる発言という印象がありますね。
このことについて書籍では、以下のように述べています。
「やりたい仕事」なんて発想はそもそもない。仕事とは「やらなければいけないこと」。
「つまずかない 生き方のヒント49」より引用
(中略)
たしかに「私は自分がやりたい仕事をしています」という人はいます。
しかし、その人たちは「他人から与えられた義務を果たす」という高いレベルに達しているからこそ仕事になっている。その部分を忘れてはいけません。 P19
先述の「働く意味」のところで紹介したとおり、そもそも「生きるために働いている」わけです。
従って、「生きるために仕事をしなければならない」ということになります。
そして「仕事」というからには何かしら「他人からのオファー」が必要です。
オファーに応えることで、初めて仕事として成り立つわけです。

オファーなしで一方的に何かを提供しても、相手を困らせることがほとんどですからね。
書籍でもこのように述べられています。
そうやって「他者からのオファー」を受け、義務を果たすことによって仕事は成立するのです。
「つまずかない 生き方のヒント49」より引用
その肝心な「義務を果たす」の部分を置き去りにして「やりたいことをやっている」という部分だけを捉えると仕事の本質は見えてきません。
だから、私は仕事について考えるとき「何がやりたいか」ではなく「どんなことなら義務を果たせるか」が大事だと訴えています。 P20
ちなみに私はコツコツと続けることが得意です。
だから、毎日の活動を数字にして積み上げていく「経理」という仕事であれば義務を果たせると思っています。
「どんな義務も果たしたくない」という人は別として、私のような者でも何かしら果たせる義務はあります。
「やりたいこと」がないと悩む前に、「やれること・オファーに応えられること」は何かを探してみましょう。
「受け止め方」③:生きる目的は”人格向上のため”と考える
最後は「生きる目的は”人格向上のため”と考える」です。

「生きるため」って言っても、そもそも生きている価値が見いだせないよ。
そのような重度の悩みに侵されている人もいるかもしれません。
そんな人に紹介したい箇所がありますので引用します。
自分はなぜ生きるのか。
「つまずかない 生き方のヒント49」より引用
そんなことに迷ったら、とにかく「人格向上のために生きる」と決めてしまう。
それは仕事も同じこと。「なぜこの仕事をするのか」「どこに向かって働いているのか」。そんな思いに支配されるときは「何もかも人格向上のためにやっているんだ」と思う。
これは唯一おすすめできる生き方です。 P171
- ルーティン業務は人格向上のための訓練
- 成果の見えない仕事は人格向上のための鍛錬
- 誰からも注目されないのは人格向上のための試練
こんな風に考えてみるわけです。

さすがは仏教といったところですかね。
個人的に嫌いではない考え方ですが。
このように仮でも一つ答えを決めていると、悩むことを減らせます。

「人格形成」って具体的にどんな人格を目指せばいいの?
そう思った人は以下の引用文を読んでみてください。
「素晴らしい人格」というと大げさな感じがして、何を目指せばいいかわからない人もいるかもしれません。
「つまずかない 生き方のヒント49」より引用
そんな人はとにかく「よく笑う人」を目指せばいいと思います。
いつもニコニコして、周囲に優しい印象を与える。
これだけでも十分に素晴らしい美徳です。 P176
人格形成のためのとりあえずの第一歩としては、取りかかりやすいのでおすすめです。
まとめ
「降りかかってくる問題に対する『受け止め方』のアップデート法」についておさらいしましょう。
- 仕事に特別な意味はない→「生きるために働く」と考える
- やりたい仕事”という発想はない→「義務を果たすこと」に集中する
- 生きる目的は”人格向上のため”→「よく笑う人」を目指す
先述したとおり、外的要因や内的要因により私立学校事務員は、「働く意味」や「生きる目的」などに悩むことが少なくありません。
これらの要因を取り除くことは難しいですが、「受け止め方」を変えることは可能です。
一気にガラッと変えようとせず、少しずつできるところから変えてみる。
そうやって、「損をする生き方」から徐々に離れていきましょう。
今回の記事がその参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

