

この記事は以下のような人を対象としています。
・言いたいことを我慢せずにきちんと言うための方法を知りたいと思っている人

こんなことを言ったら相手が気分を害してしまうんじゃないだろうか。
働いているとこんな思いが頭に浮かび、つい言いたいことを我慢してしまったということはありませんか。
- 同僚や上司などとの会議、打ち合わせ
- 保護者、生徒とのやりとり
- 取引先との交渉
机にむかっての事務仕事がメインの私立学校事務員といえども、こうした他者とのコミュニケーションの機会は決して少なくありません。

営業のお仕事と比べれば遥かに少ないのでしょうけど、業務時間中、誰ともコミュニケーションを取らずに1日が終わるということはないです。
当たり前ですが。
そんな他者とのやりとりにおいて、時には自分の意に沿わないことをお願いされたり、自分とは異なる意見を言われたりすることがあります。
そこで頭に浮かぶのが冒頭の悩み。
相手に遠慮してしまい、自分の本心を伝えることができないといった状況に陥ってしまうのです。
結果、それが心理的なストレスにつながり、仕事やプライベートに少なからず影響を及ぼしてしまうことがあります。
この「言い返せない」ということの原因として、自分が言いたいことをはっきりと口に出して言うための「自己主張スキル」を学ぶ機会が今までなかったことが挙げられると私は思っています。
だから「自己主張スキル」を学んで実行し、日々訓練を積んでいくことで誰でも少しずつ「言い返す」ことができるようになると考えています。

今回参考にした書籍でも述べられていますが、英会話みたいな感じです。
人によってレベルの違いはありますが、練習してもまったく英会話できないという人を私は見たことがありません。
そこで今回は、相手に嫌われないように「言い返す」力を養うために簡単に実行でき、かつ私が効果を実感したものを3つ紹介したいと思います。
その3つとは以下のとおりです。
- 普段から「活動的な自分」を育てる
- 「言い返す」よりも「質問する」
- 「だまる」も言い返しの一種として活用する
これらを普段から実行することで、「言われっぱなし」を我慢することなく、かつできるだけ円満な関係を壊さずに他人とのコミュニケーションがとれるようになります。
それがストレスフリーな人生にもつながります。
参考にしていただければ幸いです。
書籍の紹介
書籍名:さりげなく・嫌われずに「言い返す」力がつく本
著者名:内藤 誼人
出版社:三笠書房
発売日:2024年12月24日
【まずは気持ちづくり】普段から「活動的な自分」を育てる

言い返すって言っても、私は気が小さいから無理です・・・。
と思っている人もいるのではないでしょうか。
私もどちらかと言うと、そっち寄りの人間です。
以前の職場では、発言を求められないように気配を消して会議に参加していました。

上司に「どうやったらそこまで気配が消せるんだ?」と言われたこともあります。
そんな私みたいな人におすすめなのが「活動的な自分づくり」です。
書籍の言葉を引用します。
基本的な姿勢が積極的になってくると、なぜか人間関係においても積極的になり、言いたいこともはっきり言えるようになります。物事に対する積極性が、自己主張にも波及するのです。 P56
「さりげなく・嫌われずに「言い返す」力がつく本」より引用
自己啓発の本などでよく「行動を変えれば意識が変わる」ということが紹介されていますが、まさにそれだと思います。
まずは日々の行動から変えてみましょう。
書籍では、そのための方法をいくつか挙げていますが、私がやってみて効果を実感したものは以下の3つです。
- 筋トレ(トレーニングジム通い)
- 興味がないことでも参加
- 気分が上がる音楽
筋トレ(トレーニングジム通い)
書籍の解説を引用します。
筋トレによって身体を鍛えれば、気分も高揚し、自尊心も高まって、自己主張も堂々とできるようになるでしょう。P20
「さりげなく・嫌われずに「言い返す」力がつく本」より引用
書籍では、女子大生を対象とした実験で、護身術を習うことが様々なことに対する自信につながったという結果があったことが紹介されていました。
この結果から、護身術に限らず身体を鍛えることが自己主張スキルにつながるとすすめているわけです。
これを読んで私は「確かにそうかも」と感じました。
私は今の勤め先に転職したときからスポーツジム通いを始めたのですが、前述のような「気配を消して会議や打ち合わせに参加する」といったケースがなくなったように感じています。

以前はそれこそ、なるべく目立たないような場所を陣取ったりしていましたが、今は場所に迷ったりすることはなくなりましたね。
加えて、以前はうつむいてメモを取るのに集中していましたが、これも今ではしっかり発言者の方を見て話を聞くように変わったという実感があります。
この書籍を読んで、スポーツジム通いが積極姿勢への変化をもたらしたのではないかと思いました。
皆さまも、まずは身体を動かす習慣作りから始めてみてはいかがでしょうか。
興味がないことでも参加
これもまずは書籍の解説を引用します。
地元の奉仕活動、自治会のゴミ拾い、子どものPTA活動など、どんなことにも積極的に参加してください。 P55
「さりげなく・嫌われずに「言い返す」力がつく本」より引用
友人などから、「一緒に〇〇をしてみない?」と誘われたときには、興味がないことでもとりあえずはOKしてやってみると、意外と楽しめるものです。 P56
「さりげなく・嫌われずに「言い返す」力がつく本」より引用
これも今の勤め先に転職してからの話ですが、教員からのお誘いには基本的に乗るようにしています。
単純に新しい職場に早く慣れようと思って始めたのですが、今も続けています。
先日も、今まで事務員は参加しなかった学校行事に誘われたので参加しましたが、書籍で紹介されているように、生徒と一緒に行事に取り組んでみると意外と楽しめました。

予想外に生徒の方から声をかけてくれて、正直驚きましたね。
この書籍を読む前から行っていることですが、結果的に積極性をアップにつながることが分かったので、引き続きお誘いには乗るようにしていきたいと思います。
生徒とのコミュニケーションにもつながりますのでおすすめです。
気分が上がる音楽
最も手軽なのがこの方法です。
書籍の言葉を引用します。
ポップスでもクラシックでもかまいませんが、自分の言葉と気持ちに勢いをつけてうまく自分の主張を通すためのコミュニケーション力をつけるには、普段から明るく、陽気な曲を聴くようにするといいですね。 P72
「さりげなく・嫌われずに「言い返す」力がつく本」より引用
書籍でおすすめしているのは「天国と地獄」
運動会とかでよく聴くあの曲です。

ちなみに私のおすすめは「ビッグブリッヂの死闘」と「死闘の果てに」です。
小学生の頃、ゲームをしていた40代男性には伝わるのではないでしょうか。
私はこの2曲をyoutubeアプリにオフライン保存し、気持ちに勢いをつけたいときに聞くようにしています。
実際、これを聞いてから仕事に臨むとスタートダッシュできるという実感があります。
自分に合った曲探しをするのも楽しいので、皆さまも積極性アップにつながる音楽を探してみましょう。
【素朴な疑問】「言い返す」よりも「質問する」
ここからは、具体的な「言い返すテクニック」を紹介したいと思います。
まずは「質問」の活用です。
書籍の言葉を引用します。
誰かの意見や提案に反対したいとき。真正面から「言い返す」よりも、「質問」をすることで相手の気を抜かせることもできます。 P74
「さりげなく・嫌われずに「言い返す」力がつく本」より引用
言いたいことを質問形式に変換してみる。
こうすることで、相手のメンツをつぶさず言い返すことができるというわけです。
厳密には「言い返す」ではないかもしれませんが、言いたいことを溜め込まないという意味では効果があると実感しています。
さらに質問だと、言う方も心理的ハードルが下がります。
書籍の言葉を引用します。
反対する側としても、「ただ質問してみるだけ」という気持ちでいたほうが、「反論する」「食ってかかる」ということにはなりませんので、気分的にラクなものです。 P75
「さりげなく・嫌われずに「言い返す」力がつく本」より引用
このとき使える前置きの言葉が「素朴な疑問ですが」です。
この言葉の有用性については以前の記事でも紹介しました。
この言葉を頭につけるだけで、本当に話が始めやすくなります。
これを利用して、自分の言いたいことを相手に質問形式で伝えてみましょう。
【言うよりも有効?】「黙る」も言い返しの一種として活用する
もう1つのテクニックが「黙る」です。
書籍の言葉を引用します。
実のところ、「黙っている」とは、「私は、あなたの意見に同意していませんからね」ということを効果的に伝える、きわめて有効な方法なのです。 P95
「さりげなく・嫌われずに「言い返す」力がつく本」より引用
交渉においてはワーワーと喚き散らすだけが能ではありません。むしろ押し黙ってしまうことで、要望を伝えることもできます。
「さりげなく・嫌われずに「言い返す」力がつく本」より引用
こちらが黙り込んでいれば、相手は混乱します。黙っていれば、何となく怖い印象も与えます。そのため、相手はムリな注文や要求を撤回してくれるのです。 P97
口下手の人やいい言葉が浮かばないときにおすすめの方法です。
これは損害保険会社に勤める私の友人から聞いた話です。
友人が言うには、損害保険会社の仕事では初対面の人から、考えられないような罵詈雑言を浴びせられることがあるそうです。

あくまで私の友人の話ですので、損害保険会社の仕事全てにおいてそうだということではありませんので、ご理解ください。
そんな友人が一番怖い人として挙げたのが「黙っている人」
むしろ大声で喚かれた方がいいとまで言っていました。
今回書籍を読んだときに、この友人のエピソードを思い出し、「やっぱり『黙る』は効果があるのか」と感じました。
拒否したいときはあえて黙る。
これもすぐに簡単にできるテクニックですので、実践してはいかがでしょうか。
【結論】実際にやってみて実感したこと
前述のとおり、「活動的な自分づくり」は以前から取り組んでいました。
だから、以前より他人のことを意識せずにモノを言えたり、行動できるようになったのかと気づくことができました。
また「質問」と「黙る」の効果も実感しています。
特に「黙る」は効果ありです。
理不尽と感じるクレームの電話がかかってきた時は、あえて黙って「拒絶」の意思を伝えています。
確かに電話口で段々相手が困惑してくる様子を感じます。
あと、大勢の生徒と話す場合、生徒が黙るまでこちらも黙ります。
「黙るまでしゃべらない」という意思を無言で表現することで、生徒の方も察してくれます。
皆さまにもおすすめします。
まとめ
言いたいことを我慢する。
これを続けていると、心がマヒしてきて「もうどうでもいいか」という考えにもつながってしまうように感じています。
充実した人生を送るうえでこの感覚はよくありません。
相手に配慮することももちろん大事ですが、自分のことを後回しにしないことはもっと大切だと思います。
今回紹介した方法を実行して、少しでもストレスフリーな人生に近づいてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。


